EMQX Cloud 概要
EMQX Cloud は、デバイス接続、データストレージ、デバイス管理、AI駆動の自動化をフルマネージドで提供する統合IoTプラットフォームです。各サービスは独立して利用することも、アプリケーションのニーズに応じて組み合わせて利用することも可能です。
EMQX Cloud は以下のサービスで構成されています。
- EMQX ブローカー:フルマネージドの高性能 MQTT 5.0 メッセージングサービスです。
- EMQX Tables:GreptimeDB を搭載したフルマネージドの時系列データベースで、MQTT データの保存とクエリが可能です。
- EMQX Fleets:デバイスレジストリ、状態同期、リモートコマンド、バッチジョブの配信を提供するフルマネージドのIoTデバイス管理サービスです。
- EMQX Agents:MQTT と時系列データの上にイベント駆動型エージェントを構築・デプロイできるホステッドAIエージェントランタイムです。

EMQX ブローカー
EMQX ブローカーは EMQX Cloud のメッセージングの中核を担います。数百万台のデバイスとアプリケーションに対し、安全でスケーラブルかつ信頼性の高い MQTT 接続を提供します。
世界初のフルマネージド MQTT 5.0 メッセージングサービスとして、EMQX ブローカーはリアルタイムのデバイス通信、効率的なデータ収集・処理、下流システムとの柔軟な連携を実現します。
主な機能
- 低レイテンシの双方向通信による大規模デバイス接続
- ルールエンジンによるメッセージのフィルタリング、変換、ルーティング
- 50以上の組み込みコネクターによるデータベース、データレイク、キュー、クラウドサービス連携
- 70以上の産業用およびエッジプロトコル対応
- エンタープライズグレードのセキュリティと高可用性
EMQX ブローカーサービスの詳細は、EMQX ブローカー概要をご覧ください。
EMQX Tables
EMQX Tables は、GreptimeDB を搭載したフルマネージドの時系列データベースを提供し、EMQX Cloud をメッセージングの枠を超えて拡張します。外部データベースの導入や運用なしで、MQTT データの保存、クエリ、分析が可能です。
主な機能
- MQTT トピックからの直接シンクやルールエンジンアクションによるシームレスなデータ取り込み
- IoT テレメトリに最適化された高スループットの時系列ストレージ
- SQL ベースのクエリおよび InfluxDB Line Protocol のサポート
- Grafana などの可視化ツールとのネイティブ互換性
- EMQX Cloud コンソールでのゼロセットアップ管理
EMQX Tables サービスの詳細は、EMQX Tables 概要をご覧ください。
EMQX Fleets
EMQX Fleets は、フルマネージドの IoT デバイス管理サービスです。EMQX ブローカーの上に構築され、メッセージブローカーを完全なデバイスフリート管理プラットフォームに変えます。
主な機能
- Thing Types と Things を用いたスキーマベースのデバイスモデルによるデバイスレジストリ
- 切断時も含むクラウドとデバイス間の信頼性の高い状態同期を実現するデバイスシャドウ
- 接続状態、シャドウプロパティ、タグによるフリートの検索・フィルタリング機能
- 個別デバイスとのリアルタイムリクエスト・レスポンスを可能にするコマンド機能
- デバイスグループへのバッチ操作の配信・追跡を行うジョブ機能
EMQX Fleets サービスの詳細は、EMQX Fleets 概要をご覧ください。
EMQX Agents
EMQX Agents は、MQTT と時系列データの上にイベント駆動型エージェントを構築・デプロイできるホステッド AI エージェントランタイムです。カスタムの自動化コードを書く代わりに、自然言語でエージェントにやってほしいことを記述すると、プラットフォームが自動的に構築・デプロイします。
エージェントは MQTT メッセージに反応し、時系列データをクエリし、デバイスへアクションをパブリッシュします。追加のミドルウェアや長時間稼働するサービスループは不要です。
主な機能
- 自然言語による AI 駆動のチャットインターフェースでエージェントを構築
- MQTT メッセージによるイベント駆動型実行
- MQTT メッセージのパブリッシュや EMQX Tables データのクエリ用の組み込みツール
- 実行履歴と各実行のタイムラインの完全な可視化
EMQX Agents サービスの詳細は、EMQX Agents 概要をご覧ください。
サービスの連携
EMQX Cloud の各サービスは相互補完的に設計されていますが、単独での利用も可能です。すべてのサービスを組み合わせた典型的なエンドツーエンドの IoT アーキテクチャは以下の通りです。
- 接続:デバイスは MQTT 経由で EMQX ブローカーに接続し、テレメトリやイベントデータをトピックにパブリッシュします。ブローカーは認証、ルーティング、QoS 配信を処理します。
- 処理:受信メッセージはルールエンジンでフィルタリング、変換、下流ターゲットへのルーティングが行われます。
- 保存:処理済みデータは EMQX Tables に書き込まれ、長期の時系列保存、SQL クエリ、ダッシュボード、履歴分析が可能になります。
- 管理:EMQX Fleets はデバイスレジストリを管理し、デバイスシャドウで状態同期を行い、リモートコマンドやバッチジョブの配信を実現します。
- 自動化:EMQX Agents は MQTT イベントに反応し、時系列データをクエリし、AI エージェントが生成した自動化アクションをデバイスにパブリッシュします。
ドキュメントナビゲーション
EMQX Cloud ドキュメントは以下の主要セクションからご覧いただけます。
製品紹介
EMQX Cloud の基本概念、アーキテクチャ、料金体系について学べます。
- 紹介
- プランと料金
EMQX ブローカー クイックスタート
EMQX ブローカーを素早くセットアップし、デバイス接続と MQTT データ処理を始める方法。
EMQX Tables クイックスタート
EMQX Tables を使って、EMQX ブローカーから直接時系列データの保存とクエリを始める方法。
EMQX Fleets クイックスタート
デバイスレジストリ、状態同期、リモートコマンドを用いてデバイスフリートを管理する方法。
- はじめに
- デプロイメント作成
EMQX Agents クイックスタート
MQTT データの上にイベント駆動型 AI エージェントを構築・デプロイする方法。
コンソールガイド
プロジェクト管理、デプロイメント監視、メトリクス閲覧、請求設定を EMQX Cloud コンソールで行う方法。
開発者ガイド
統合ツール、SDK ガイダンス、デプロイメント設定手順を提供します。
FAQ
EMQX Cloud のよくある質問とその回答。