Prometheus 設定
Prometheus は SoundCloud がオープンソース化した監視ソリューションで、多次元データモデルのサポート、柔軟なクエリ言語、強力なアラーム管理機能を備えています。EMQX はサードパーティの監視システムとして Prometheus との連携をサポートしています。この機能の詳細については、Prometheus との連携 をご参照ください。
base.hocon 設定ファイルを通じて Pushgateway の有効化および設定が可能です。例:
bash
prometheus {
push_gateway_server = "http://127.0.0.1:9091"
interval = 15s
headers {}
job_name = "${name}/instance/${name}~${host}"
}ここで、
push_gateway_serverは Prometheus の Pushgateway サーバーの URL を設定します。メトリクスを Prometheus にプッシュするために使用され、デフォルトはhttp://127.0.0.1:9091です。intervalはメトリクスを収集し Prometheus にエクスポートする間隔を設定します。デフォルトは15sです。headersは Prometheus Pushgateway サーバーへの HTTP リクエストに含める追加のヘッダーを設定します。job_nameはメトリクスをエクスポートする Prometheus 上のジョブ名を設定します。デフォルトは"${name}/instance/${name}~${host}"です。
TIP
左側のナビゲーションメニューから Management -> Monitoring -> Integration をクリックすることで、ダッシュボードからも Prometheus とのプッシュモード連携を設定できます。
ダッシュボードで連携を設定すると、その設定が設定ファイル内の同じ項目を上書きします。
設定ファイルから Prometheus を設定する場合は、emqx.conf ではなく base.hocon の使用を推奨します。
これは、emqx.conf に設定があると、ダッシュボードでの変更が一時的なものとなり、EMQX の再起動時に失われるためです。
TIP
EMQX はよりカスタマイズされたニーズに対応するために、さらに多くの設定項目を提供しています。詳細は EMQX Enterprise Configuration Manual for Enterprise をご参照ください。