macOSへのEMQXインストール
このページでは、macOSにzipファイルを使ってEMQXをインストールし、起動する方法を説明します。
対応バージョン:
- macOS 15
- macOS 14
- macOS 13
他のシステムへのインストールや他バージョンのインストールについては、EMQX Enterpriseダウンロードサイトをご覧ください。
EMQX Enterpriseのインストール
- ダウンロードサイトにアクセスし、macOSタブを選択します。
- 最新バージョン
5.10.0
を選択します。Package Typeのドロップダウンから、macOSのバージョンとCPUアーキテクチャに応じたzip
パッケージを選択してください。 - 下のリンクをクリックしてダウンロードします。ページ内のコマンド手順に従うことも可能です。
EMQXの起動と停止
EMQXはデーモンモード、フォアグラウンドモード、インタラクティブモードで起動できます。デフォルト設定では、同時に実行できるEMQXのインスタンスは1つだけです。
bash
# デーモンとして起動
./bin/emqx start
# フォアグラウンドで起動
./bin/emqx foreground
# インタラクティブモードで起動(Erlangシェル付き)
./bin/emqx console
起動に成功すると、フォアグラウンドまたはインタラクティブモードで起動した場合に以下のメッセージが表示されます:
bash
EMQX Enterprise 5.10.0 is running now!
また、以下のような警告メッセージが表示されることがあります。これは本番環境の運用者向けの注意であり、テストや実験、クライアント開発のためにローカル環境でEMQXを使用する場合は無視して問題ありません。
bash
ERROR: DB Backend is RLOG, but an incompatible OTP version has been detected. Falling back to using Mnesia DB backend.
WARNING: ulimit -n is 256; 1024 is the recommended minimum.
WARNING: Default (insecure) Erlang cookie is in use.
WARNING: Configure node.cookie in /path/to/emqx/etc/emqx.conf or override from environment variable EMQX_NODE__COOKIE
WARNING: NOTE: Use the same cookie for all nodes in the cluster.
EMQXの状態は以下のコマンドで確認できます:
bash
./bin/emqx ctl status
ウェブブラウザを起動し、アドレスバーに http://localhost:18083/
(localhost
はIPアドレスに置き換え可能)を入力すると、EMQXダッシュボードにアクセスできます。ここからクライアントの接続や稼働状況の確認が可能です。
初期のユーザー名とパスワードは admin
と public
です。ログイン後にパスワード変更が求められます。
EMQXの停止方法:
- デーモンモードで起動している場合は
emqx stop
またはbin/emqx stop
を使用してください。 - フォアグラウンドモードの場合は Ctrl+C を押してください。
- インタラクティブモードの場合は Ctrl+C を2回押してください。