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Azure Kubernetes Service 上での EMQX デプロイ

EMQX Operator は Azure Kubernetes Service(AKS)上での EMQX デプロイをサポートしています。AKS は、運用の負荷を Azure に委ねることで、Azure 上でマネージド Kubernetes クラスターのデプロイを簡素化します。ホスト型 Kubernetes サービスとして、Azure はヘルスモニタリングやメンテナンスなどの重要なタスクを管理します。AKS クラスターが作成されると、Azure は Kubernetes コントロールプレーンを自動的にプロビジョニングおよび管理し、追加コストは発生しません。

はじめに

AKS 上に EMQX をデプロイする前に、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。

EMQX クラスターの迅速なデプロイ

以下の例は、EMQX カスタムリソース(CR)の基本的な設定例です。

  1. YAML ファイルとして保存し、kubectl apply でデプロイします。

    yaml
    apiVersion: apps.emqx.io/v2
    kind: EMQX
    metadata:
      name: emqx
    spec:
      image: emqx/emqx:6.2.3
      config:
        data: |
          license {
            key = "..."
          }
      coreTemplate:
        spec:
          volumeClaimTemplates:
            ## ストレージクラスの詳細: https://learn.microsoft.com/en-us/azure/aks/concepts-storage#storage-classes
            storageClassName: default
            resources:
              requests:
                storage: 10Gi
            accessModes:
            - ReadWriteOnce
      dashboardServiceTemplate:
        spec:
          ## ロードバランサーの詳細: https://learn.microsoft.com/en-us/azure/aks/load-balancer-standard
          type: LoadBalancer
      listenersServiceTemplate:
        spec:
          ## ロードバランサーの詳細: https://learn.microsoft.com/en-us/azure/aks/load-balancer-standard
          type: LoadBalancer
  2. EMQX クラスターが Ready 状態になるまで待ちます。

    kubectl get コマンドでクラスターのステータスを確認し、STATUSReady であることを確認してください。起動にはしばらく時間がかかる場合があります。

    shell
    $ kubectl get emqx
    NAME   STATUS    AGE
    emqx   Ready     1m5s
  3. EMQX ダッシュボードの外部 IP を取得し、アクセスします。

    EMQX Operator は dashboardServiceTemplate の設定に基づき、自動的に Service を作成します。

    shell
    $ kubectl get svc emqx-dashboard -o json | jq -r '.status.loadBalancer.ingress[0].ip'
    20.245.230.91
  4. ダッシュボードを http://20.245.230.91:18083 で開きます。

    デフォルトの認証情報でログインしてください:

    • ユーザー名: admin
    • パスワード: public

MQTTX を使ったサブスクライブとパブリッシュ

この手順では、開発者が MQTT サービスやアプリケーションを迅速にテストできるオープンソースの MQTT 5.0 コマンドラインクライアントツールである MQTTX CLI を使用します。

  1. EMQX TCP リスナーの外部 IP を取得します。

    EMQX Operator は、設定された各リスナーに対して Service リソースを自動的に作成します。

    shell
    external_ip=$(kubectl get svc emqx-listeners -o json | jq -r '.status.loadBalancer.ingress[0].ip')
  2. トピックにサブスクライブします。

    shell
    $ mqttx sub -t 'hello' -h ${external_ip} -p 1883
    [10:00:25] › …  接続中...
    [10:00:25] › ✔  接続完了
    [10:00:25] › …  hello にサブスクライブ中...
    [10:00:25] › ✔  hello にサブスクライブしました
  3. 別のターミナルで EMQX クラスターに接続し、メッセージをパブリッシュします。

    shell
    $ mqttx pub -t 'hello' -h ${external_ip} -p 1883 -m 'hello world'
    [10:00:58] › …  接続中...
    [10:00:58] › ✔  接続完了
    [10:00:58] › …  メッセージをパブリッシュ中...
    [10:00:58] › ✔  メッセージをパブリッシュしました
  4. サブスクライバーがメッセージを受信する様子を確認します。

    shell
    [10:00:58] › payload: hello world

LoadBalancer による TLS オフロードについての注意点

L3/L4 ロードバランサーとしての Azure LoadBalancer は TLS 終端をサポートしていません。可能な回避策については、こちらのディスカッションを参照してください。